日経新聞を読んでいるつもりにならないために

ライフスタイル

投資に役立つ読み方

投資をしている方に役立ちそうな、日経新聞の読み方。ニュースを読み流すのではなく読み解く。経済の流れを読むための情報の掴み方など。

自分も一時期コンビニで日経新聞を買って読んでいましたが、正直『読んでいただけ』でした。

この本で紹介されているのは日経新聞の読み方というだけではなく、広く情報に触れる際に役立つものの考え方です。

経済のサイクル

自分にとっては、景気が一定の間隔で循環するという『経済のサイクル』はなるほどと思いました。

キチンサイクル

小売業の在庫が関連すると言われる、3〜4年ほどのサイクル。在庫の仕入れ量を増やすときに景気が良くなる。

ジュグラーサイクル

企業の設備投資が関連すると言われる、10年ほどのサイクル。10年で償却されることが多く、入れ替えの設備投資で景気が良くなる。

クズネッツサイクル

建設物が関連すると言われる、20年ほどのサイクル。建物の寿命が20年くらいであることが多く、建て替えの建設で景気が良くなる。

コンドラチェフサイクル

自動車やインターネットなどの技術革新が関連すると言われる、50年ほどのサイクル。2000年頃にインターネット、1950年頃に原子力、1900年頃に自動車、1850年頃に鉄道、1800年頃に蒸気機関が生まれたり普及したりして景気が良くなった。

ヘゲモニーサイクル

国の影響力が関連すると言われる、100年ほどのサイクル。覇権サイクルとも呼ばれる。オランダ->イギリス->アメリカ、1900年代はアメリカが覇権を握ったが2000年代はどうなるのか。

まとめ

ただニュースを流し読みしていると、次の日にはほとんど覚えていません。何に役立つのかを考えながらニュースを読むことが大切だと感じました。

記載した経済のサイクル以外にも色々な視点で、日経新聞に留まらず経済や世界全体を読み解こうとされているのでとても面白い書籍だと思いました。

また折りを見て読み返したい一冊です。

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