「ジュラシック・ワールド／炎の王国」の評価と感想（ネタバレ）

ジュラシックパークシリーズ第5作

ジュラシックパークシリーズ第5作

正直第2作以降の内容はあまり覚えていないのですが、何となくの流れは覚えています。やはり第1作目が素晴らしすぎたので、2作目以降は必死にやったものの1作目を超えられないという印象。

ジュラシックパーク1作目の何が面白かったかと考えると、やはりあのドキドキハラハラする感覚。恐竜の危険性をほとんど誰もわかっていない中、次々と人が恐竜に襲われて命からがら逃げる。小さなテレビで見ても本当に恐ろしく、あっという間に観終わっていた記憶があります。

あらすじ

大ヒット・アドベンチャー超大作「ジュラシック・ワールド」の続編。恐竜テーマパーク“ジュラシック・ワールド”で起きた大惨事から３年後を舞台に、大噴火の危機が迫る中でオーウェンとクレアが繰り広げる恐竜救出作戦の行方と、恐るべき陰謀に巻き込まれた彼らの運命を、臨場感あふれる迫力のアクション満載に描く。出演は引き続きクリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード。監督は新たに「インポッシブル」「怪物はささやく」のＪ・Ａ・バヨナ。　３年前の惨劇以来、人間が放棄したコスタリカ沖のイスラ・ヌブラル島では、“ジュラシック・ワールド”の恐竜たちが文字通り野生化し、島中に棲息範囲を広げて生き続けていた。しかし島の火山活動が活発化し、大噴火が迫っていることが明らかとなる。パークの元運用管理者クレアは、恐竜たちを絶滅の危機から救うため、恐竜監視員だったオーウェンに協力を要請し、救出隊を組織して島へ向かう。島に到着したオーウェンは、ずっと気に掛けていたヴェロキラプトルのブルーとの再会を果たす。しかしこの救出作戦の背後には、彼らの知らない恐るべき陰謀が隠されていたのだったが…。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=362712

ペット感覚の恐竜でハラハラしない

シナリオとしては仕方ないのかも知れませんが、2作目以降はどんどん人間側が恐竜になれていき、今作ではもうほとんど恐れていない。恐竜を動物の1種や珍しいペットのような感覚で扱うようになってしまいました。

アメリカ映画ってこうなりがちな気がします。ある程度わかってしまえば、マッチョならほぼ対等に戦える。軍隊なら余裕で勝つ。恐竜に限らず宇宙人でもロボットでもゾンビでも、大体そうです。

それで面白い展開になる場合もあれば、今回のように外す場合もあるように思います。自分はどうにもしらけてしまいました。何せ今回、ほとんど人は殺されず、麻酔や電撃で簡単に恐竜を扱います。子供や戦闘慣れしていない人間があまり出てこないからかも知れません。とにかく、怖いという場面がほとんど無いのです。

ストーリーは良く出来ていると思います。あり得るし展開にも幅がある。でもそうじゃない、そんなことはどうでもいいんです。ジュラシックパークを観るぞとなってやはり期待していたのはドキドキハラハラ感なんです。ハラハラしたいんです。

最近の映画の流れでしょうか。人があまり死なないのも。恐竜と1対1で対峙してしまったらほとんど死んだようなもんでしょう。なのに全然ハラハラしない、結局生き延びるし。1ならここで食われて死ぬだろうという場面でも、怪我一つせずに生き延びるんです。

最初の1時間はいい流れだったんですが、後半がどうも間延びした印象でした。

まとめ

期待を裏切るなら良い方に裏切って欲しい。第6段が出たら1.5倍速で観たい。