詳細 : 著者: 朝倉 智也 (監修) / 出版社: 学研プラス / ページ数: 189ページ / 発売日: 2015/8/11
老後資金2000万円に備える
お金について漠然と不安があるなら読むべき
お金は銀行か郵便局かタンスに、でも本当にこれでいいのだろうかという方に向けた本書。
株とか債券とか投資信託って何者なのかが理解できます。朝倉智也氏は著者ではなく監修で、モーニングスター株式会社の代表取締役社長を務めておられるようです。若干、個別の投資信託を宣伝しているようにも見えましたが、それを差し引いても広くお金の知識や運用方法を学べる価値有る一冊。
税金や諸々の手当てなどと同じで、どうやらお金の運用方法というものも、知っている人だけが得をするようです。
老後資金
銀行預金の金利なんて0.01%くらいで利息は雀の涙。年金をもらっても2000万円不足するという話もニュースになりましたが、本書の試算を読むとそれも納得してしまいます。
定年退職が60歳、年金受取を65歳、生活費を月25万とすると5年間でおよそ1500万円が必要。年金を受け取りはじめてからも毎月の不足分が10万とすると、85歳まで生きたとして、20年間でおよそ2400万円が必要。
一般的に住宅を購入し、贅沢な暮らしをせず月々の生活費を15万円くらいに抑えたとしても、5年間で900万円、年金の不足分を5万としても1200万円で、やはり老後資金2000万円というのは必要なのではないかと思ってしまいます。
年金だけで暮らしていけるという方は大丈夫ですが、不安がある方はやはり自分で資産づくりをしておいた方が良いように思います。まず広くその選択肢を理解したほうが良いでしょう。
不安に感じたらそれを解消する方法はちゃんとある
住宅購入・子供の教育費・老後資金、人生の3大支出は多くの世帯が備えなくてはいけません。結婚式披露宴や車の購入など、大きな出費は他にもあるので、実際にその段階にくるとまとまった資金が用意できないということにもなりかねません。
お金を考える上で借り入れはなるべくしない方が良いので、自分で用意できるようにしたいと思うものの、今の給料で本当にどうにかなるかという漠然とした不安が自分もありましたが、それは皆同じです。その不安を払拭してくれる保険や投資商品はちゃんと存在しています。
ライフステージごとのモデルプランもあり、子供の教育費を貯めるための学資保険や、世帯収入に照らし合わせて住宅価格はどのくらいが適正なのかなど、知っておけば役立つ知識ばかりです。
まとめ
「もう少し早く知りたかった」というものが世の中にはいろいろあるので、積極的に勉強したほうがお得に、安心して生きていけますよと言われているような気がしました。
最近お金について学んでいますが、知れば知るほど面白い分野だと感じています、また読んでみたいと思います。
詳細 : 著者: 朝倉 智也 (監修) / 出版社: 学研プラス / ページ数: 189ページ / 発売日: 2015/8/11
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